
渓山秋瀑
丹黄の秋林が断崖の白瀑に呼応し、家屋と橋が山肌に沿ってうねり、澄明と蒼茫、動と静が交錯する渓山の景を成す。
彩色を施した山水で、墨を骨として赭・石緑・朱・鵝黄を点じ、皴擦で断崖を立て、濡れた筆と余白が霧や水気へとほどける。画面は上から下へと構成され、段を成す瀑布が全幅を貫き、崖際には橋と山居が連なり、遠山は淡墨でやわらげられる。丹と金の秋樹が墨緑の間にきらめき、静かな住まいと奔流を並置し、ひんやりとしつつも潤いのある気配を生む。
- カテゴリー
- 水墨画・山水
- 制作年
- 2002
制作の過程

1. 下描き

2. 墨入れ
展示風景
